17期生の2月12日講座報告

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月 日 : 2025年2月12日

講座名 : 植物園の役割

講 師 : 森 由紀子先生

場 所 : 花の文化園

植物園は「研究、保全、教育のために、履歴データをともなう生きた植物コレクションを保持する機関」とされ、このために絶滅、環境悪化の防止改善、多様性持続可能性への意識向上を使命としていると学びました。 昨今は、気候に影響され木の体内時計が狂い、異常気象が普通になって、適応する、しないで植物の世界も変わってきているのが深刻になってきていると聞きました。 そして今日は、落葉樹に葉がついていない時期なので、3種類の常緑樹の葉で探索チャートを使い、葉の付き方・形を見比べることで樹木の探索ができることを体験しました。

 午後からは、梅がまだ蕾も固く開花していませんでしたが、牧野富太郎がこよなく愛したバイカオウレンや、スノードロップ、フクジュソウが健気に咲いて、可愛くて思わずスマホのシャッターを切っていました。 華やかな花は少ないですが、変わった形のコーストバンクシア、昨年堺市都市緑化センターで見た数十年に一度しか咲かないアオノリュウゼツラン(枯れていましたが)も見ることができました。 温室(節電のため暖かくない)では、着生植物ビカクシダやサボテン、食虫植物など低温にも負けずに花を咲かせたり、頑張って生長したりしているのを見ると適応しているのだなと感じました。

 体験者7名の方たちも講座生と一緒に朝から参加され、生憎の天気でしたが、園内見学で珍しい植物や春の準備をする植物の花の芽などの観察を楽しんでいました。春になれば、地中の細菌から栄養をもらうことで育つキンラン・ギンラン島の珍しい花も見られると聞いて、改めて来園する楽しみができました。(M.N、K.K)

*写真はクリックする毎に拡大し解像度が上がります。

葉の形態の資料で植物の名前を探す

全員が熱心に取り組んでいる

野外見学

牧野博士の好きなバイカオウレンお有ったよ

福寿草

温室見学

奇想天外変な名前

ゴクラクチョウ極楽のイメ-ジ?

樹木に生える不思議なピカクシダ

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