16期生の12月20日講座報告

年月日 : 2023年 12月 20日(水) 晴れ、曇り

講座名 : 環境施設見学

講 師 : 施設担当者

場 所 : 舞洲スラッジセンター(大阪市建設局)

      舞洲工場(大阪広域環境施設組合)

 誰もが一度は「あれ、何?」と不思議に思ったのではないだろうか。湾岸線から見えるカラフルでユニークな建物。今回はその舞洲スラッジセンター(下水汚泥処理施設)と舞洲工場(ゴミ焼却施設)を見学した。どちらもオーストリアの芸術家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏デザインによるもので、日本ではキッズプラザ大阪や赤坂の21世紀カウントダウン時計のデザインも手掛けたとか。自然との調和を意識して曲線を多用し、緑に囲まれた唯一無二のユニークなデザインである。その建物の中で、私たちの日々の生活に大きくかかわる下水汚泥処理とゴミ焼却が、最新の技術でより安全に自然環境を配慮して効率的に行われている。さらにエネルギーを生み出し、有効利用できる資材を作るなど考えられているとか。どちらの施設も担当者の方が親切に、また楽しく飽きることなく案内してくださった。

 舞島スラッジセンターではまず建物を支える67本の柱が森の木をイメージしているとか。また、下水処理後の汚泥から、さらに汚泥ケーキと水に分ける実験や処理した灰をAIにより運び移動する可愛い車も見られ楽しかった。

 舞島工場では子供達も楽しく学習できるように各階工夫されていた。その中で大きなクレーンでゴミをつかむ様子や畳やベッド、自転車など粗大ごみが次々に運び込まれ処理されていく様子に驚いた。また、どんなに機械化が進み、AIで管理するとはいえ、機械についた灰や汚れをきれいにするのはやはり人の手。また摩耗する機械を再活用できるように手を入れるのはやはり人なのだと、働いている職員の方を見て感じた。

 日々私たちが当たり前のように出している生活排水や生活ごみ、また粗大ごみなどについて考えなければならないと実感。環境施設で、フル稼働で処理してくれている人たちがいるのだということを忘れてはいけないと思った。 K.T

*写真はクリックする毎に拡大し、解像度が上がります。

舞洲スラッジセンター入り口 窓に舞島工場の煙突が写っている    ユニークな柱、67本すべて違うデザイン

汚泥と水に溶かしたポリマーを混ぜて振ると、汚泥ケーキと水に分離。その他、汚泥ケーキ・焼却灰・溶融スラグ(袋の中、建設資材として活用)・汚泥圧送管の中にたまった塊(取り除く作業が大変、動脈硬化か)

楽しい音楽に合わせて構内を移動、        賢い可愛い!

 

 

 

舞洲工場 巨大クレーンでゴミをひとつかみ みんなで輪になって大きさを実感

舞洲工場の模型 中と外

いろんな場所で記念写真
職員の皆さん、有り難うございました。