15期生6月23日講座報告

年月日 : 2021年 6月 23日(水) 晴

講座名 : 淡水魚入門

講師  : 小川 力也 先生

場所  : 木根館(河内長野市立林業総合センター)と近くの石川

 コロナ下で活動を休止しており、久しぶりの講座となりました。講師の小川先生は当自然カレッジでは初めてお願いした先生で、講座に先立って自己紹介していただきました。専門は魚類の生態研究・自然再生や希少生物保護に取り組んでおられ、富田林市で「科学教室 力塾」を主宰され、生徒の自主的な研究・発表をサポートし次世代の育成も行っておられます。

 琵琶湖・淀川水系の流域・河川環境の変遷とイタセンパラ等のどこにでもいた魚が絶滅希少種になり、外来種の増殖を助長している状況があること、 「再びアユが飛び跳ねるに」と石川流域のアユが遡上できる川にする活動を高校生と共にされていると伺いました。

 午後は近くの石川に行き、まず橋の上からオイカワ(ハヤ)が追いかけ合う俊敏な動きを観察した後、河原に出ました。投網でオイカワを捕獲し、オスの婚姻色の確認や腹部を押さえて精子を出して見せてもらいました。ヨシノボリ(ゴリの仲間)と石に張り付いた卵、オオシマドジョウやカゲロウの幼虫・ヤゴ・エビ等も観察しました。

座学・資料の説明

投網でオイカワの捕獲

何がとれるかな?

オイカワのオスの婚姻色