月 日:2021年7月28日(水)曇りのち時々雨
講座名:高山植物観察と梅花藻鑑賞
講 師:湯浅 清明先生(伊吹山もりびとの会)
場 所:伊吹山・醒ヶ井
日本百名山の一つで自然豊かで高山植物の宝庫といわれる伊吹山へ出発。伊吹山の特徴は①風が強い②雪が多い③霧が多いの三つである。また標高が低い山であるが、石灰岩層の山であることと地理的な環境条件などの要因で植物相が豊かである。
西登山道から「伊吹山お花畑植物ガイド」を片手に山頂向けて植物観察スタート。優しいピンク色のカワラナデシコ、葉先が3裂になっているアカソの群生の中にひっそりと咲くシモツケソウ、葉が輪生の薄い紫色のクガイソウ、低木の下にキヌタソウ、白くかわいいヤマホタルブクロなど、次々に出合う植物に興味津々の受講生は写真・メモと忙しい様子。途中雨が降り出したが観察を続け山頂へ。小雨と風の中での昼食後、黄色が鮮やかなキンバイソウ、岩場に生えるハーブの香りがするイブキジャコウソウなど見て西登山道から駐車場へ向かいバスで一息つき次の目的地へ。
雨に降られ疲れ気味ながら、清涼を求めて醒ヶ井・地蔵川で梅花藻を見学。人通りは少なく閑散とした雰囲気で、ゆったりとした時間が流れていた。初めて梅花藻を見た方も多く心が癒された。無事予定時刻に到着し9月の再開を楽しみに解散となった。早朝より一日お疲れさまでした。(S.N)