13期生11月27・28日講座報告

月 日:2019年11月27-28日(水)曇り時々雨

講座名:秋の一泊研修 (西はりま天文台 他)

講 師:施設担当者

場 所:兵庫耐震工学研究センター(兵庫県三木市)

理化学研究所 放射光科学研究センター(兵庫県佐用町) 

兵庫県立大学西はりま天文台(兵庫県佐用町)

兵庫県立人と自然の博物館(兵庫県三田市)

一泊研修、初日はバスで実大三次元振動破壊実験施設(愛称E‐Defense)を見学。ここはギネスブックにも登録されていて世界最大の地震動の実験が可能な巨大な施設で木造住宅・橋梁・ビル・タンク構造物がどのように,どこまで,なぜ壊れるかを実験している。また住宅メーカーの耐震実験も行っている。昼食後SPring₋8とSACLAを見学。円形のSPring₋8は大きな加速器が作り出す強いX線で,小さいものを観察できる巨大な施設。外国人チームや大学・企業などの研究者チームが各ブースで昼夜を問わず実験をしている。SACLAは直線加速器で一気に電子を加速してレーザーを作る。生きた細胞をナノレベルで観察して医療分野などへの貢献が期待される。さて肝心の星の観測は雨のため中止。天文台スタッフの方から星の話を聞き、一般の方が利用できる公開望遠鏡としては世界屈指の【2mなゆた望遠鏡】を見学。星を見るコツは(毎日、天文台に来ること)だそうです。

翌日の朝は条件が良ければ雲海が見られるはず。6時宿舎前に集合、皆で少し登リを15分程歩き雲海絶景ポイントに到着。皆で「どこ!どこ!」「雲、出て来ないなぁ~」と15分程待ったが雲海見られず残念!! 三田市にある「人と自然の博物館」“ひとはく”に向かう。こんな立派な博物館があるんだ!と、ちょっとびっくり。建物は4階建て1.2.3階は「地球の歴史」「人間と動物の歴史と現在のかわり」等を展示、解説、紹介している。4階は「ひとはくサロン」セミナー、実習、実験室がある。私達はこの実験室でブロッコリーからDNA抽出実験をした。乳鉢にブロッコリーと洗剤を入れよくすりつぶし、食塩水で薄め熱湯で湯煎後濾過。瀘液を氷水で良く冷やしエタノールを入れゆっくり容器を揺らすと白いモロモロとした塊がいくつか出来る。これがブロッコリーのDNAの塊。この塊からブロッコリーのDNAを電子顕微鏡で観ることが出来、こんなに簡単にDNAが抽出出来るのかと不思議でした。とても楽しい実験で、知らなかったことを沢山教わった有意義な2日間でした。(3班作成)

ヘルメットをかぶり、破壊実験施設に向かいます。

“世界の仲間たち”と記念撮影。

星は見えないけれど、望遠鏡を覗く練習をしています。

天文台頂上から朝の景色。

熱心に実験に取り組んでいます。

兵庫県の自然林、里山に住む動物たち。