月 日 : 4月17日 (水) 天気
観察場所 : 西除川~狭山池
参加者 : 26名
観察種数 : 33種
朝から春というより初夏を思わせる日差しが照り付ける。出発点の南海滝谷駅近くではツバメが飛び回り、民家の軒先にツバメの巣が幾つも並ぶ。中にはコシアカツバメの巣も、いずれも育雛にはまだ早いようだ。住宅地ではイソヒヨドリやムクドリの求愛行動が目立ち、あちこちにペアが、この時期ならではのムクドリ雌雄の違いを確認する。西除川沿いの田畑では、子育て中のケリの鳴き声がけたたましく、ヒバリも頭上を派手に鳴きながら飛ぶ。キジの姿を見たのは数人だったが鳴き声は全員が確認。西除川に沿って川下へ進むと、川中にはコガモやマガモがまだ数羽残っていてくれた。クイナは姿を見せたがすぐに草むらの中へ姿を消す。他にもツグミ、コチドリ、ハクセキレイ、カワラヒワ、コゲラ、アオジを観察。期待したヒクイナとカワセミは空振りとなった。
狭山池に入ってすぐに昼食。午後は池を左回りに半周する。池はかなり水嵩を増し、鳥の姿は少ない。コサギ、アオサギ、カワウ、カイツブリ、オオバンと池畔ではコガモの群れが羽根を休める。中に一羽のキンクロハジロが、どうも怪我をして帰りの渡りの仲間に付いていけなかったようだ。 ウグイスの囀りやモズの鳴き声を聞きながら歩を進めるが、スズメ以外の小鳥がなかなか見つからない。ゴールのさやか公園からは池中に浮かぶフロートに集団で止まるカワウ、コサギ、ゴイサギ、アオサギとすぐ近くの池畔石積で休むコサギの群れ、ゴイサギをじっくり観察する。ここでも傷つき取り残された一羽のオカヨシガモを見つけ、傷ついた二羽のカモを皆さん心配しながらの「取り合わせ」となった。(文 M.K 写真 K.T)