吟行部会の2月活動報告

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月  日 : 令和7年2月15日(土曜)

行  先 : 堺伝匠館から妙国寺

句会会場 : 堺市総合福祉会館6階第4会議室

参加人員 : 16名(投句 1名)

兼  題 ; 鶯餅、雨水、囀、薔薇の芽 

  先日来の寒気が少し緩み青空の下、バスで堺の伝統産業、匠の技術を伝える(伝承する)堺伝統産業会館「堺伝匠館(さかいでんしょうかん)」を訪れ 刃物の展示、仕様の説明や堺の地場産品の即売場りを回り、そこから徒歩で妙国寺へ ボランティアガイドの熱心な説明、案内を頂き各自当日句を胸に秘め 妙国寺を後にし駅前で昼食、後の句会場所に移動しました。(M.T)                    

会員代表句

*リハビリの妻薔薇の芽に語りおり       白流子

*寒明けや雨しとしとと硝子窓         尚 文        

*雨水流れ大地のゆるみて草生す        たけみつ

*そろそろと農具揃える雨水かな        洋々志

*囀りや古墳の杜の円舞曲           まさこ

*囀や仁徳の杜膨らませ            ゆき雄

*音もなく大地膨らむ雨水かな         みえこ

*山解けて田んぼ潤ふ雨水かな         豊 年

*いばらの芽ほどける日待つ香り待つ      可笑流

*厚き手の小さき黒文字うぐいす餅       流 以

*鶯餅どこから食べむどこ抓まむ         都史子

*薔薇の芽の色に誘はれ旅支度         ふじ乃

*遠き日や父の土産の鶯餅           楠 子

*お水取り終わるまではと母が言い       万未知

*点々と雑草青々雨水かな           佐 都

*薔薇の芽や洋館の門閉じたまま        行々子

*鶯餅懐紙にのりて時ゆるり          さんご 

2月当日句

特選

*妙国寺泣きの蘇鉄も春めくや         万未知

入選

*春怒涛蘇鉄は見たり有為転変         楠 子