日 時 : 2025年3月25日(火)
場 所 : 堺自然ふれあいの森
参加人数: 11名
2024年度最後の部会は先週とは打って変わって暖かな春の日となった。 森の館前の広場は縁取っていた背の高いトキワススキが綺麗に刈り取られて見通しがよくなっていた。下の草はらに向かうと早速見付けて下さったのはツクシ(土筆)。シダ植物のスギナに付いて出て来るので「付く子」から名前が付いたとか。咲いていたのはオオイヌノフグリ。花は色鮮やかで大きく茎もしっかりしている。ナズナやハコベも生き生きと美しい。小さなヒメオドリコソウは触るとフワフワだ。濃い紅色のスイバの根生葉(基部は矢じり型)が眼を引く。ピンク色のホトケノザ、筒状のままで花の開かないノボロギク(野襤褸菊)、オランダミミナグサ、スズメノカタビラ(雀の帷子・イネ科)、スズメノテッポウ(イネ科)、スズメノヤリ(イグサ科)、ミチタネツケバナなどを見る。まだ背の低いタンポポ、セイヨウタンポポ。やっと咲き始めていたのはカタバミ、ムラサキサギゴケ。昨年株元にナンバンギセルの群生を見られて感激したススキはすっかり刈られてその場所の広さがよくわかる。カヤネズミはどうしているのだろう。びっくりするほど大きな株のヨウシュヤマゴボウは消えていた。スタッフさんからまだ見ていないと言われたスミレだがタチツボスミレが咲いていた。そしてコナラの丘から尾根道へ向かう階段では段を上がるごとにシハイスミレを見付ける。また途中ショウジョウバカマが見られた。コモウセンゴケは笹に覆われていないのでロゼット状の葉の様子がよくわかった。
見はらし広場で昼食の後、尾根道を館の方へ向かう。道の脇には大きな蕾を付けているシュンランが次々見られて嬉しくなる。ヤマガラ平から分岐を左に折れ、初めてヤマガラの道を第二豊田川みちへと降りると黄色い花のヒイラギナンテン(柊南天・メギ科)を見付ける。長い花穂に咲く甘い香りのする小さな花は開花時、雌しべに触れると外側にある6本の雄しべが雌しべの方向に動く様子が観察できるとか。第二豊田川沿いを歩いてみるとこちらでもオオイヌノフグリ、ハコベ、ミチタネツケバナなどは咲いていたが、昨春群生していたチゴユリやニョイスミレなどを見る事はできなかった。ヤブミョウガの赤い実は残っていたが、赤かったカラスウリの実は色が抜けて薄茶色になっていた。
木本ではヒサカキの花があちこちで見られた。赤い花のヤブツバキ。コバノミツバツツジは咲き始めたばかりでモチツツジはもう少し時間がかかりそう。アケビ(通草)もまだ蕾だった。見はらし広場などで見られたコウヤボウキは細い枝に小さな新芽がぽちぽちと付いている様がとても可愛らしかった。
寒さが続いていたので花や蕾は少なかったが季節の変わり目を見ることができ、また寒い間にも手入れされていて里山らしさを感じる一日となった。ふれあいの森のスタッフの方々には折々色々なことを教えて頂いた。ありがとうございました。 (文・写真 Y.M)