16期生の9月18日講座報告

年月日 2024年 9月18日(水)  晴

講座名:キノコ入門②

講師: 丸山健一郎先生(認定NPO法人大阪自然史センター・関西菌類談話会)

場所: 烏帽子形公園・ラブリーホール 

 16期生2年目のキノコ観察講座。9月半ばとはいえ、今年の異常気象ともいえる猛暑の中、集合時にはすでに汗びっしょり。初めに講師持参のカメムシタケを見せてもらった。カメムシににょきっと生えるキノコにびっくり。出発前にキノコ採集の基礎を教えてもらった。ポイント1、まずまわりの環境をしっかり見る。何から生えているのか。虫から生えるものもあれば、モグラの巣のトイレから生えるキノコもある。地面の下にも特徴がある。キノコの上だけを見るのではなく下から採集すること。採集したキノコはビニール袋に入れない。新聞紙やアルミホイルで飴ちゃん絞りにして紙袋に入れること。

さて、今日はどんなキノコが……と歩き出したがいつもなら可愛い姿を見せてくれる苔の上も乾燥し、皆無。草原を抜けて林間部へ。ポイント2、目星をつけて探す。キノコにはそれぞれ仲良しの木がある。クスノキにはキノコはつかない。マッタケがアカマツと仲良しであるようにお気に入りの木がある。カシやクヌギ、コナラなどブナ科は根っこにキノコがつく。竹林には竹にしかつかないキノコがあるがあまり見つからないとか。どんなところにキノコがつくか、目星をつけて探すことが大切と学んで歩き出すと、カワラタケやウロコタケ、マンネンタケなど乾いた系のキノコをはじめとしてテングタケ3種、イグチ9種、ベニタケ4種など次々と見つけ、立ち止まっては講師の解説に耳を傾けた。結果、20種以上の大収穫。

午後からは、涼しいラブリーホールの会議室で、座学。午前のキノコ観察を振り返りつつ、さらに知識を深めた。最後はみんなで採集したキノコをグループ別に並べ、じっくり観察し同定作業。なかなか同定しづらいものもあったが、みんなでワイワイとたのしく観察ができた。   K・T

名前が出たキノコ

・シロテングタケ・コタマテングタケ・ヘビキノコモドキ・キクバナイグチ・コガネキクバナイグチ・ヤマドリダケイグチ・ニガイグチの仲間(イグチは?も入れて9種)・ウラベニイグチ・ウツロイグチ・ベニダケ4種・ナラタケモドキ・ノウダケ・ニセショウロ・コフキサルノコシカケ・ツガサルノコシカケ・ウチワタケ・カワラタケ・カイガラタケ・クロコブタケ・ニセキンカクアカビョウタケ・ホウライタケ属・モミジウロコタケ・マンネンタケ・おまけツノホコリ(粘菌)

画像をクリックする毎に拡大し、解像度が上がります。

カメムシタケにびっくり!冬虫夏草もいろいろ

上・テングタケの観察。傘・ヒダ・つば・柄・つぼの5つそろえばテングタケの仲間と考えられる。つまり毒キノコも多い
 下・イグチの仲間、食べられるものもあれば毒もある

いろいろなキノコを観察

午後は座学でキノコの学習、それにしてもなんとカラフル、種類も多い

本日の収穫をグループ別に並べ、観察

キノコは傘の下側を観察しよう、色も形もいろいろ

これもキノコ?!中・ニセショウロを切ったもの、まるで薄皮まんじゅう?

収穫したキノコたちのポージング、撮る角度で見え方も違うものだなあ

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。