15期生6月29日の講座報告

年月日 : 2022年 6月29日(水) 晴

講座名 : 深泥池と京都府立植物園

講 師 : 竹門康弘先生(京都大学防災研究所准教授)・京都府立植物園協力会ガイド

会 場 : 深泥池 ・ 京都府立植物園

日本で唯一、生物群集として天然記念物に指定されている深泥池(みぞろがいけ)を観察したが、観察前の予備知識としてポイント1.暖温帯にあるのに低層湿原(熱帯、暖温帯で発達しやすい)と高層湿原(寒冷な地域で発達しやすい)の両方の特徴を持つ珍しい湿原である。ポイント2.14万年間もの長い間湿原環境が継続されている。(尾瀬ヶ原は4万年ほど)ポイント3.北方系の生物と南方系の生物が共存している多様な生態系が存在している。ここの特徴の一つである浮島はハリミズゴケが堆積したもので夏場はメタンガスが溜まって浮かび上がり、冬場は水面下に沈むそうである。水面にはジュンサイやタヌキモ等の水生生物が繁殖しているその中に水生生物が掻き分けられて浮島に向かって水路が出来ている。これは何と鹿が浮島へ泳いで行く水路なのだ。鹿は安全な浮島を寝床としており鹿が増えて周囲の植生や浮島の破壊や脆弱化の被害が出ている。数多くのトンボ類がいるのも特徴の一つである。今回はラッキーなことに国内最小のハッチョウトンボが私達の目の前の水際に飛来して皆を喜ばせてくれた。ここでの活動が長い先生も初めての体験で驚かれていた。シカ害、水質の変化による生態系への脅威、外来生物の繁殖等からこの自然を保持するには保全の基本を理解してもらい、保全して得られるメリットを人に還元することが大切である。との考えを基本に日々活動されている先生やボランティアの皆さんに感謝です。

京都府立植物園ではガイドして頂いたが花の少ないこの時期と暑さが重なり内容的には少し寂しかった。今回は案内頂いた範囲も広い園内のごく一部となったので春や秋の良いシーズンに来て京都府立植物園を満喫してみましょう。今日はこの猛暑の中を皆元気で終了出来ました。お疲れ様でした。

暑さも何のその、先生の説明に聞き入る受講生

ラッキー 浮島にいるハッチョウトンボが目の前に

黒い粒の捕虫嚢でミジンコを捕えるオオバナイトタヌキモ

ハナイカダ 若葉は天ぷらやおひたしで食べれるそうですヨ

 

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