15期生の1月19日講座報告

年月日 : 2022年1月19日(水) 曇

講座名 : 化石入門

講師 : 濱塚 博 先生

場所 : きしわだ自然資料館・岸和田市立中央地区公民館 (岸和田市)

 講師は濱塚先生と渡邊先生の二人の予定であったが、渡邊先生の都合がつかず、濱塚先生お一人で担当して頂いた。

 午前の座学では、話の初めにしぜん資料館の由来や岸和田の本徳寺に明智光秀の唯一の肖像画が残っていることなどの紹介があった。「地球の歴史」は約46億年と言われているが、歴史を考える尺度は地層から見つかる「化石」をもとに編み出される。その「化石」とは生物の死骸や骨、翼や足跡などで「生物の進化」の時計代わりに使う事である。大陸から切り離され、日本列島の形成の様子や現在の大阪府で地形、地質を知る上で重要な場所等の説明を聞いた。

 午後からは石膏を使って「化石のレプリカ作り」を先生の説明が終わってないのに始めるメンバーもいて、笑いながらの作業となった。レプリカの乾燥時間を利用して館内の展示物の紹介説明を受けた。1階は淡水の生き物をわかりやすく上流域・中流域・下流域やため池に分類して飼育している水槽や沢山の種類の「ウミウシ」が展示されていた。2階にはメイン展示の「ナウマンゾウ」「モササウルス」の骨格標本や「キシワダワニ(岸和田市内で発見された)」「マチカネワニ」のコーナーがあり、特に詳しい説明を受けた。「モササウルス」骨格の展示を常設しているのは日本ではきしわだ自然資料館だけだそうである。

 その他に岸和田の山地・丘陵地の自然コーナーや3階には動物の剥製の展示されており今日は見学時間が無かったので機会があれば見学して下さい。最後に各自自作の化石レプリカと化石名カードを持って帰るのに自分のレプリカの化石名が分からずカード探しにバタバタしましたが、皆さんテイクアウトが出来ました。  (T・U)

ナウマンゾウの骨格標本
とにかくデカイ!

モササウルスの骨格標本
(常設は日本でここだけらしい)

石膏の型取りの説明。チャンと聞いてからですよ!

あふれないように慎重にね