月 日:11月18日(土)
場 所:天見駅周辺(河内長野市)
参加人数:13名
兼 題:「時雨」「小春」「木守柿」「熱燗」
雨降りの中、天見駅で集合。急な冬の訪れに寒い寒いと言いながらそれでも普段見られない雨に煙る山里を堪能し昼食と句会会場である 山川草膳「久右衛門」さんへ。雨の為予定より早く迎え入れていただきました。句会中、風が吹いたり、霰が降ってきたり、雷が鳴ったり、時折晴れ間がのぞいたりと冬の天気のオンパレード。変化に富んだ空模様を楽しみ、暖かい部屋での句会。帰りは嘘のような青空でした。(KT)
11月度会員代表句
短日の門を灯して出かけたり 尚文
淡墨の暮るる山々夕時雨 たけみつ
小春日が覗く新芽に宿りたる 洋々志
山間の高稲架闇に吞まれゆく みえこ
思い込め取り残したる木守柿 河笑流
空と地をふうはり分きて時雨雲 流以
もう鋏届かず百の木守柿 都史子
立ち話また人増えて小春空 ふじ乃
山里に生きて渋柿くれし友 楠子
出雲路や傘を忘れて時雨ゆく 万未知
亡き父とたたみいわしと熱燗と 佐都
花街の匂ひを変へて小夜時雨 行行子
買い物の一と品忘る時雨かな 福老
当日句(同票)
特選 猫走るつかの間霰降り初めて 楠子
特選 山里は冬の気配や山瘦せる みえこ